北朝鮮キム総書記が国民の衣食住解決を強調
10月 11, 2021 19:36 Asia/Tokyo
-
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が、向こう5年間で住民の衣食住問題を解決すると強調しました。
北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信が11日月曜、報じたところによりますと、キム総書記は10日日曜、党創建76周年記念日で初めて演説を行いました。
演説の冒頭では「この10年間、わが党建設において」という文言が見られ、2011年末をキム・ジョンウン政権の発足と見なし、10年の節目として党創建記念日に異例の演説を行ったとみられます。
キム総書記はこの演説で、「党の第8回大会が設定した5カ年計画の期間を国の経済を盛り立てて人民の食衣住問題を解決する上で効果的な5年、大変革の5年になるようにし、次段階の壮大な作戦を連続的に展開して世界がうらやむ社会主義強国を打ち立てるというのがわが党の決意と意志」を改めて表明したということです。
また、これまで党が進めてきた北朝鮮内部の事業に対する評価や今後の課題などにも言及した一方で、韓国と米国へのメッセージはなく、外交には触れませんでした。
キム総書記は2011年12月30日、父のキム・ジョンイル総書記の死去(同月17日)を受けて最高司令官に推挙された後、翌年4月に党の第1書記と中央軍事委員長、政治局常務委員に任じられています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ