地域諸国の国家安全保障顧問らが、アフガンの治安確保を強調
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地域諸国の国家安全保障顧問ら
地域諸国の国家安全保障担当の顧問や書記らが、インド・ニューデリーで開催されている会合にて、アフガニスタンにおける和平と安定の確立、治安確保を強調しました。
イルナー通信によりますと、第3回地域安全保障対話はイラン、インド、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、カザフスタンの国家安全保障担当の顧問や書記が参加し、特にアフガンをはじめとする地域の最新の治安情勢についての意見交換を目的に、ニューデリーにて10日水曜から開催されています。
これら8カ国の国家安全保障機関や安全保障評議会の書記らは、自らが発表する声明において、アフガンを発生源とするテロや麻薬密売などの脅威への対抗、並びに冬の到来前の同国への人道的支援の提供を目的とした共同の努力を求めました。
アジド・ドバル(Ajit Doval)インド国家安全保障顧問は開会の辞において、「アフガン戦争で荒廃した地域での最近の情勢に対する解決策を見いだすべく、地域諸国間のより緊密な協議とより大きな調整の時が到来している」と述べています。
シャムハーニー・イラン国家安全保障最高評議会書記も演説し、テロ問題や難民危機に言及し、「アフガン問題の唯一の解決策は、すべての民族集団が参加する包括的政府の形成である」と語りました。
また、アフガンにおける3つの主要な懸念材料、即ちタクフィール派テロリスト要員要員をアフガン国内へ移動させるという複数国の関与、貧困と人道的危機の拡大、そして難民危機を列挙し、「イランは長年にわたってアフガン出身の300万人以上の難民を受け入れており、これまでのところ、彼らにかかる費用の96%以上がイランの資金源から捻出されて、国際機関からの支援提供は全体の約4%のみである」としました。
ニコライ・パトルシェフ・ロシア連邦安全保障会議書記は、アフガン領内から発生する脅威と課題への対処に向けた実際的な措置を求めています。
カリム・マシモフ・カザフスタン国家安全保障委員会委員長もこの会合において、「アフガンでのタリバンの台頭に伴い、同国の国情は依然として複雑なままである。それは効果的な政権の形成には多くの障害があり、また同国内で複数のテロ組織が依然として活動しているためである」と語りました。
これに関して、タジキスタン国家安全保障委員会のNasrullo Rahmatjon Mahmudzoda書記も、「我が国はアフガンと接する国境が長いため、タリバンが支配権を握った後の情勢の成り行きを心配している」と述べています。
また、「アフガンの現在の状況は麻薬密売、テロ、犯罪の増加のより大きなリスクと隙を生み出している」としました。
そして、「タジキスタンとアフガンの国境地帯の状況は現在、多くの複雑な負の要因の影響にさらされており、アフガンは冬には人道的大惨事に直面する可能性がある」と語っています。
アフガン現支配組織タリバンは、去る8月15日から同国の政権を掌握しており、また米軍は20年間のアフガン占領の挙句に、8月下旬に終に屈辱にまみれながらアフガンを撤退しました。
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