ユニセフが、アフガンの子ども100万人超が飢餓の危機にあると警告
1月 30, 2022 20:25 Asia/Tokyo
ユニセフ国連児童基金が、「早急な措置がとられない場合、アフガニスタンで激しい飢えにさらされている100万人超の子どもたちが死ぬことになる」と警告しました。
イルナー通信によりますと、ユニセフのある担当者は、アフガニスタン首都カーブルでの病院視察の後の談話で、同国の人道的危機を阻止するために国際社会へ1億9200万ドルの緊急支援を要請しました。
WFP国連世界食糧計画も29日土曜、ツイッターにおいて、2300万人のアフガニスタン国民が今冬に緊急支援を必要としているとしました。
様々な報告によれば、アフガニスタンの各地では、厳しい貧困のために腎臓などの臓器や子どもを売る人々が現れています。
Subhe Kabul紙も記事において、アフガニスタンで知識層や詩人・作家などをはじめとした多くの人々の生活が深刻な問題に直面していると伝えています。
また、冬が到来したことによって、同国全土で多くの人々が住居を暖め子どもに暖を取らせるのに困難を抱えています。
このような貧困や飢餓の主な原因のひとつとなっているのは、20年にわたりアフガニスタンを占領し、さらに現在は同国の数十億のドル資産を凍結するというアメリカの無責任な対応です。
米軍は昨年8月、20年間のアフガニスタン駐留の後に屈辱にまみれ同国から撤退しました。そして同月15日には、タリバンがアフガニスタンの政権を掌握しました。
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