イランのIAEA大使、「核合意の継続には6ヶ国の取り決め履行が条件」
6月 08, 2016 22:18 Asia/Tokyo
イランのナジャフィーIAEA大使が、イランと6ヶ国による核合意が継続するためには、相手側が取り決めを履行することが条件だ」としました。
プレスTVによりますと、ナジャフィー大使は8日水曜、オーストリア・ウィーンで開催されたIAEA定例理事会で、「イランの核問題に関する国連安保理のこれまでの決議やIAEAの決議が無効となった時から、イランは、核合意での自国の取り決めを完全に履行し続けており、このことはIAEA国際原子力機関にも監視され、確認されている」と語りました。
また、核合意後の経済・通商合意書の実施プロセスが鈍化していることを批判し、「声明の発表だけでは十分ではない。6ヶ国のメンバーも、その誠実さを行動で示す必要がある」と述べました。
イランと6ヶ国は、2015年7月14日イラン核問題の解決に向けた協議で最終合意に達し、この合意は今年1月16日から実行することになりました。この合意により、イラン核問題をめぐる全ての制裁が解除され、一方のイランも自国の核活動において一部の制限を受け入れました。
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