イラン外相、「アフガン和平の下地は全民族集団が参加する包括的政権の発足」
9月 13, 2022 16:17 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「全ての民族集団が参加する包括的政権の発足は、アフガニスタンでの和平と安定の確立のための必須事項である」と語りました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は12日月曜、ニュージーランドのナナイア・マフタ外相とのオンライン会談で、両国関係や地域情勢に関して意見交換を行いました。
また、「アフガンでの和平と安定の確立に必要な下地は、全ての民族が参加する包括的政権の発足である」としています。
そして、イラン国内にいる450万人以上のアフガン難民へのサービス提供に向けたイランの措置について触れ、「この重責を管理するためには、国際社会の支援とニュージーランドを含む友好国の支援が必須である」と強調しました。
そして、イランとニュージーランドの友好関係に触れ、両国による経済・政治合同委員会の開催を歓迎するとともに、この委員会の開催が各分野での両国関係における可能性実現に向けた効果的な足がかりとなるよう希望する、としています。
一方、マフタ外相もイランの重要な位置づけに触れ、今後の更なる協力拡大を強調しました。
また、数百万人ものアフガン難民の受け入れというイランの人道的アプローチを称賛し、アフガンでの和平確立や難民を支援する自国の政策を強調しています。