イラン統合参謀本部議長、「世界的な勢力集積地がアジアにできつつある」
12月 04, 2022 16:08 Asia/Tokyo
イランのバーゲリー統合参謀本部議長が、米は一極主義やそれに基づく体制の構築に成功しなかったとし、「世界的な勢力の集積地がアジアに形成されつつある」と述べました。
イルナー通信によりますと、バーゲリー統合参謀本部議長は、ロシアのフォミン国防次官との会談で、両国の目的および国益、さらに地域の平和、安定、安全に沿った、二者間、地域・国際的な協力の拡大を強調しています。
続けて、「米国は今日、一極主義的アプローチにのっとった新体制の構築に成功しなかったことを認めている。一方で世界的な勢力の集積地は、アジアに形成されつつある」と述べました。
そして、「イランとロシアは、シリアでのテロリストへの対峙において、成功裏に協力を行っている。もっとも、シリアは今なおこれらの支援の継続を必要としている」としています。
フォミン国防次官は、イランで開催される軍事協力合同委員会第4回会合に参加するため、高等軍事使節団を率いて3日土曜にテヘラン入りしていました。