イラン、中国に対し抗議文書を提出
12月 20, 2022 16:33 Asia/Tokyo
中国駐在イラン大使が、中国政府に対し抗議文書を提出したことを明らかにしました。
中国とペルシャ湾岸協力会議は最近、共同で発表した終了声明において、イランの領土保全に対する不当な主張を提起しています。
イランはこの声明に対し反論し、自国の領土保全および、ペルシャ湾に浮かぶ3島(大トンブ、小トンブ、ブームーサーの各島)に対するイランの領有権を主張しました。
イルナー通信によりますと、ケシャーヴァルズザーデ駐中国イラン大使は19日月曜、北京市内にて中国当局者に対し、イラン政府による抗議文書を提出したことを明らかにしました。
同イラン大使によりますと、この抗議文書では、中国が地域のデリケートな問題について注意すべきであると強調されているということです。
ケシャーヴァルズザーデ大使はツイッターでも、「中国政府当局者との会談において、抗議文書を相手側に提出するとともに、中国側に対しては地域のデリケートな問題に注意するよう要求した」と投稿しました。
同大使はさらに、「中国側は、イランの領土保全尊重を改めて強調するとともに、中国とイランの関係を戦略的なものだとの見解を示した」としています。
ケシャーヴァルズザーデ大使によりますと、中国当局は西アジア地域においてイランとの間でのみ締結された25ヵ年協力協定を両国間の戦略関係の証とみなしているということです。
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