イランの自然
北西部シールヴァーン渓谷
1月 23, 2023 13:40 Asia/Tokyo
シールヴァーン渓谷は、イラン北西部の歴史的都市・アルダビール周辺のサバラーン地域にある美しい観光名所で、アクセスが難しいことから人の手が入っておらず、野生動物の生息地となっています。
この地域には、植物や動物が生息する独特の地理的特徴があります。
ここには、イノシシ、キツネ、オオカミ、ヒツジ、ヒグマ、ヤマウズラ、および多くの渡り鳥などが生息しています。75平方キロメートルの面積があるシールヴァーン渓谷の最も魅力的な特徴は、天然の切通や岩壁です。
人型のような切通や岩壁は、何千年もかけて作られ、それぞれに受け継がれてきた特別な言い伝えがあります。
シールヴァーン渓谷の岩は、その姿形からアフリカのマダガスカル島やトルコのカッパドキアに似ています。
ここの地質は砂質土でできており、この谷は数千年にわたる土壌浸食によって形成されました。
今でも降雨により土地が削られ、谷が深くなっています。