イランが、イスラム協力機構会合でコーラン冒涜行為への対処を提案
8月 01, 2023 19:07 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、イスラム協力機構の臨時外相会合で、イスラム教の聖典であるコーランへの冒涜に対処するための提案を行いました。
オンライン形式で31日月曜に開催された第18回イスラム協力機構臨時外相会合において、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、「今日の我々の会合は、イスラム恐怖症や憎悪拡散という禍々しい現象および、イスラム教徒だけでなくイスラム教以外の一神教の信仰、教理、価値観、神聖物にまで向けられている差別・暴力に対し、効果な対処を取っていくという、イスラム諸国政府の固い決意を示すものだ」と述べました。
続けて、「一部のヨーロッパ諸国では残念なことに、イスラム教とイスラム教徒に対する暴力が、このような非人道的な傾向を当局者の一部が支持するために拡大しつつあり、大きな問題となっている」と指摘しました。
その上で、「世界に20億人以上いるイスラム教徒の信仰や彼らの神聖に対する価値観、さらに多様な人間の価値観を侮辱する、コーランへの冒涜という愚かで無礼、かつ憎しみを煽る行為も、現在進行している懸念すべきものである」としました。
そして、「イスラム諸国は欧州の各政府に対し、このような挑発行為をできるだけ早く収束させ、このような犯罪を行った者たちに法に則り責任を追及してしっかり処罰するよう、圧力をかけるべきである」と強調しました。
タグ