イラン南東部の2つの軍事拠点に対するテロ攻撃の詳細が判明
4月 04, 2024 21:33 Asia/Tokyo
イラン南東部スィースターンバルーチェスターン州の治安・法執行副知事アリーレザ・マルハマティ治安・警察業務担当副知事が3日水曜夜、同州ラースク郡とチャーバハール郡にある2か所の軍事拠点が、イランでは「ジャイシュ・アル・ズルム(Jaish al-Zulm)」として知られるテロ組織「ジャイシュ・アル・アドル」の因子による攻撃を受けたことを明らかにしました。
テロ組織「ジャイシュ・アル・ズルム(Jaish al-Zulm)」は3日水曜夜、スィースターンバルーチェスターン州ラースク郡とチャーバハール郡にあるイランイスラム革命防衛隊施設の同時占拠を試みましたが、イランの治安部隊の抵抗により、彼らの目論見は早い段階で失敗に終わりました。
イランの治安部隊はこれまでに、16人のテロリストを殲滅しています。
イスラム革命防衛隊陸軍のモハンマド・パークプール司令官によりますと、テロリストの死亡者は18人に増える可能性があるということです。
また、このテロ攻撃でイラン治安部隊11名が殉教しました。
現在、チャーバハール郡とラースク郡の治安状況は正常となっています。
タクフィール派サラフィー派の思想を持つテロ組織「ジャイシュ・アル・アドル」は、シリアのテロリストとタクフィール派グループの支持勢力の一つです。
このテロ組織は、治安関連の報告書でシオニスト政権イスラエルと関係を持つことが何度も言及されており、これまでにスィースターンバルーチェスターン州の中心都市ザーヘダーンでのテロ攻撃を初めとした同州での複数の殺人、テロ、テロ攻撃での犯行を認めています。