イラン外務省、アメリカ国務省のイランを非難する報告に反発
8月 14, 2016 17:03 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、「イランにおける宗教の自由についてのアメリカ国務省の年次報告で主張されている事柄は、事実に反し、政治的な目的と敵対に基づくものだ」と語りました。
ガーセミー報道官は、この報告における主張を否定し、「イランは、憲法に基づき、宗教の少数派の権利を正式に認めており、全てのイラン国民は、平等に、法の枠内で基本的な権利を享受している」と強調しました。
さらに、「最近、発表された国連の報告では、アメリカの宗教少数派、特にイスラム教徒の大規模な権利の侵害について懸念が示されている。アメリカ政府は、他国に忠告を行う代わりに、自国のイスラム教徒の人権侵害に注目すべきだ」と述べました。
また、「アメリカ政府は、宗教の少数派、特にイスラム教徒の権利侵害を停止し、人権の取り決め遵守に、さらなる真剣さを示すべきだ。また、イスラム恐怖症の拡大を防ぐため、真剣な措置を講じるべきだ」としました。
ガーセミー報道官は、「イランは、一部の大国の政治的な利益のために、独立諸国の人権問題を利用することを、人権に関する法に反した行動とみなし、それを非難する」と述べました。
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