最高指導者、「モスクは、人間形成と敵への対抗の拠点であるべきだ」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「モスクは、人間形成、敵への対抗、心と世界の復興、洞察力の強化、イスラム文明構築の土台作りの拠点であるべきだ」と強調しました。
ハーメネイー師は、21日日曜、世界モスクの日に際し、テヘラン州のモスクの集団礼拝の導師と会談し、モスクは、文化的な抵抗の核、社会活動の拠点であるとし、「イスラムの歴史において、モスクは、政治、軍事、社会の重要な問題に関する相談、協力、決定のための中心地だった」と語りました。
また、世界モスクの日の制定について、「この日は、シオニストによるアクサーモスクの放火を受け、、イランの強い呼びかけにより、イスラム共同体のシオニスト政権イスラエルへの対抗を目的に、OICイスラム協力機構で採択された。このような視点によって、それに注目すべきだ」と語りました。
さらに、イスラム革命は、覇権主義体制を激しく揺るがしたとし、「革命的なイスラムとイスラム革命により、世界の理不尽な国の真の目的、つまり、地域への支配は失敗に終わり、アメリカは、西アジアで実際、成す術を失った」と強調しました。
ハーメネイー師は、「国民のイスラムへの信仰がなかったら、イランも他の国と同じように、アメリカだけでなく、アメリカ以外の国に追従していた。そのため、彼らは国民の信仰に対して深い敵対心を有している」と述べました。
さらに、「圧制的な大国の、複雑で大規模な、あらゆる形の敵対にも拘わらず、イランは日々、力を強めており、国民の信仰と連帯により、彼らの陰謀が実を結ばないだろう」と強調しました。
また、「個人や集団の礼拝行為のみに限られた世俗主義的なイスラムは、多くの支持者がいたとしても、覇権主義者の敵対の対象にはならない。世界の理不尽な大国が敵対するのは、政治や社会のシステムを築き、人々を現世と来世の真の幸福へと導く、力強いイスラムである」としました。