「相手国による核合意の違反に対抗措置を取る」
11月 30, 2016 19:45 Asia/Tokyo
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディー委員長が、「もし、アメリカが対イラン制裁を延長すれば、イランはウランの濃縮能力を高めるだろう」としました。
ブルージェルディー委員長は、29日火曜、IRIB通信のインタビューで、アメリカによる対イラン制裁の延長は、核合意の違反に当たるとし、「イラン国会は、アメリカによる核合意の取り決め不履行について検討している」と語りました。
また、「アメリカは、核合意に調印した6ヶ国の一つの国であり、入手した情報により、ヨーロッパ諸国は、核合意の違反に反発しており、当然ながら、ロシアと中国は、アメリカの行動をよく思わないだろう」と述べました。
ブルージェルディー委員長はさらに、イランは核合意への違反をはじめた国でないと強調し、「この問題に関して出来事が発生した場合、その責任者はアメリカである」としました。
アメリカの中央情報局・CIAのブレナン長官も、アメリカの次期大統領に対し、核合意の違反は、愚の骨頂であると警告を発しました。