12月 04, 2016 17:30 Asia/Tokyo
  • 一日一冊、本の紹介(8)

シーア派初代イマーム、アリーは、イスラムの預言者ムハンマドのいとこであり、アブーターリブの息子です。

預言者ムハンマドは、アリーに「アサドッラー」という称号を与え、アリーの母親は彼をヘイダルと呼んでいました。ヘイダルとはアラビア語でライオンの名前です。詩人や芸術家たちは、アリーのことをこれらの名前で呼び、その作品の中で、彼の人生における重要な出来事について取り上げています。

「アミールの美徳の40の泉」という本は、ペルシャ語の昔と現代の40の詩をまとめたもので、その中ではイマームアリーの美徳について語られています。モフセン・ゴラームホセイニーは、イランの詩人の一人で、その詩の中で宗教の指導者たちの美徳を詠い、最近、40の泉を出版しました。彼はまず、信頼できる歴史書から、イマームアリーの40の美徳を抜粋し、その後、そのような性質について語られた詩を集めました。

この本では、アッタール・ネイシャーブーリー、サーメト・ブルージェルディ、アリー・アーヒー、ハビーブ・チャーイチヤーン、モハンマドアリー・マルダーニー、サナーイー・ガズナヴィー、ハージ・モハンマド・アッラーメといった詩人の詩が扱われています。

ファリードッディーン・アッタール・ネイシャーブーリーは、12世紀のイランの詩人、神秘主義者です。彼の詩集や論文を見ると、この偉大な神秘主義者の言葉や思想の奥深くに、預言者一門やアリーへの敬愛の情が存在することが分かります。アッタール・ネイシャーブーリーは、4つのマスナヴィー形式の詩の中で、イマームアリーに関する多くの問題を取り上げ、彼の特徴や性質、その人生で起きた重要な出来事に言及しています。

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