イラン大統領、「生産力の向上は、イランの国力の増強の下地」
12月 12, 2016 18:21 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「生産力の向上は、イランの独立性を保証し、国力を向上させる下地となる」と語りました。
ローハーニー大統領は12日月曜、テヘランで開催された小麦の自給自足達成を祝う式典で、「イランは、核合意やOPEC石油輸出国機構の協議、航空機の購入、農業生産など様々な分野において、目覚しい成功を収めており、今後も経済分野で他の成功を収めるだろう」と述べています。
イラン国営航空は、テヘランで11日日曜、アメリカのボーイング社から80機の航空機を購入する契約に調印しました。
この契約は166億ドルに相当するということです。
ローハーニー大統領はまた、過去10ヶ月間で1日あたりの産油量が100万バレルから230万バレルに増加したことに触れ、「こうした産油量の増加は核合意の成立後に実現しており、オーストリア・ウィーンで行われたOPEC会合におけるイランの石油産業の関係者の駆け引きの力を増強する下地を整えた」としました。
さらに、「ウィーンでの最近のOPEC会合でのイランの成功は、石油分野でのもう1つの包括的共同行動計画に等しい」とし、「この成功は、シオニスト政権イスラエルや、誤った政策を進めている地域のある国にとっての新たな敗北となった」と語っています。
ローハーニー大統領はまた、「農産物の増産は、雇用機会の創出や国民総生産、そして食糧の安全を増やすとともに、イランの独立性や存続、国力の向上に向けた土台作りとなる」と述べました。