イラン大統領、「選挙は敵に対するイランイスラム共和国最大の力」
イランのローハーニー大統領が、選挙は敵に対するイランイスラム共和国最大の力だとして、次期選挙が、すべての敵にとって驚くべき盛大なものとなり、世界のイランの友好国すべてにとって希望あるものとなるよう期待感を表明しました。
第12期イラン大統領選挙と、第5期市町村議会選挙は、今年5月19日に行われる予定です。
ローハーニー大統領は25日土曜、選挙の全ての関係者が出席した会合で、「あらゆる問題に対してイランが抵抗するのは、選挙における人々の参加と、敵に対するイランのイスラム体制の安定が理由となっている」と語りました。
また、イランの全国民が選挙に参加することは、イランの将来と偉大さを決定する上でとても重要だとしました。
さらに、治安の問題を非常に重要だとして、「イランは中東の不安定な地域の中にあるが、現在のイランの治安の基本は、人々の信頼、統一、団結にある」と述べました。
ローハーニー大統領はイランの成果について、国際的な原子力の取引について触れ、「イランの原子力の発展は、停止、あるいは停滞していることはなく、むしろイランは現在、濃縮物や重水を売却し、イエローケーキを購入している」と語りました。
また、国連安保理憲章第7章の行使撤廃は核合意の実行の成果だとして、「イランは初めて世界の政治史の中で、この国連安保理憲章7章の行使を撤廃した」と述べました。
さらに、核合意はすべての関係国が勝者となる合意だったとして、「世界の人々は、国際的な平和を確立する上でイランと協力すべきだということを認めている」と語りました。
イランと6カ国は2015年7月、核合意を締結し、この合意は2016年1月から実施されました。