イラン国家安全保障最高評議会書記、テロリストのアフガニスタン移送を指摘

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「一部の地域諸国は、イラクやシリアで敗北したテロリストをアフガニスタンに移送するための下地を整えようとしている」と語りました。

シャムハーニー書記は２２日土曜夜、アフガニスタンの国家安全保障顧問をつとめるアトマル氏と電話で話し、アフガニスタン北部・マザリシャリフ近郊にある軍事拠点に対するテロ組織タリバンの攻撃を非難するとともに、イランは被害を受けた人々に対してあらゆる支援を行う用意があると強調しました。

２１日金曜に行われたこの攻撃で、アフガニスタン軍の兵士１５０名が死亡しました。

１回の攻撃で１５０人の兵士が死亡したのは、過去１５年ではじめてのことです。

シャムハーニー書記は、イランとアフガニスタンの治安と情報面での協力を急ぐことで、両国の安定と治安が確立されるとしました。

イラン外務省のガーセミー報道官も、タリバンの爆弾テロを非難するとともに、アメリカに対して介入を控えるように求めました。

また、アフガニスタンがこの問題から脱出する方法とは、アメリカの不干渉と、アフガニスタン政府と各グループが包括的な話し合いをすることだと語りました。