欧州委員会が、全ての関係国に核合意の遵守を要請
10月 07, 2017 16:27 Asia/Tokyo
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欧州委員会
欧州委員会が、全ての関係国に対しイランとの核合意の遵守を求めました。
ロイター通信によりますと、欧州委員会は6日金曜、声明を発表し、「イランと6カ国による核合意は然るべき成果を挙げており、全ての関係国はこの合意における自らの取り決めを守るべきだ」としています。
欧州委員会はまた、IAEA 国際原子力機関がこれまで8回に渡ってイランの核合意遵守を認めているとしています。
この声明では、アメリカのトランプ大統領のコメントも発表されており、トランプ大統領はイランが核合意の精神を守っていないと主張しています。

アメリカ大統領府のある関係者は、トランプ大統領が、今月15日発表する予定の最新報告でイランが核合意を遵守していない旨を発表することになっているとしています。
トランプ大統領が、イランの核合意遵守の事実を承認しない場合、アメリカ議会は60日間の猶予期間の間に、イランに対する再度の制裁行使について決定を下すことになります。
アメリカ副大統領を務めたバイデン氏は、アメリカが核合意から離脱すれば、アメリカが世界で孤立することになるとの見方をとっています。
また、核合意からの離脱により、アメリカはこれと類似した北朝鮮との交渉をうまく進められなくなるとしています。

国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランの核合意は、昨年1月から実施されていますが。アメリカは6カ国側の一員でありながら、常にこの合意に違反しています。
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