最高指導者、「イランとアゼルバイジャンの関係に反対する国々の行動に抵抗すべきだ」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランとアゼルバイジャンの緊密な関係には反対者がおり、彼らの破壊的な行動や誘惑に抵抗すべきだ」と強調しました。
ハーメネイー師は、1日水曜夜、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談し、両国の深い結びつきと協力拡大の必要性に触れ、「イランとアゼルバイジャンは、倍の意志により、さまざまな分野における協力と関係を拡大すべきだ」と語りました。
ハーメネイー師は、アゼルバイジャンにも、イランやイラクと同じように、預言者一門、イマームの思想を信奉する人が数多く存在するとし、「この貴重な機会の価値を知るべきである。なぜなら、これらの問題は、アゼルバイジャンという国とその国民のアイデンティティを強化するからだ」と述べました。
また、アゼルバイジャンでマルクス主義を広め、宗教を忘れさせようとするソ連の努力が失敗した理由は、この国の人々の強い信仰心にあったとし、「今年のイスラム暦モハッラム月の追悼行事は、アゼルバイジャンの人々の確かな信仰を示すものだった」と語りました。
一方のアリエフ大統領もこの会談で、イランでは自分の家にいるような感覚に陥るとし、近年、両国の協力が大幅に発展していることに触れ、「アゼルバイジャンは、イランと完全に強固な関係を有しており、この関係を妨害したり、干渉したりすることは誰にもできない」と語りました。
アリエフ大統領は、文化、経済、投資、エネルギー、運輸の分野におけるイランとアゼルバイジャンの協力の例に触れ、「アゼルバイジャンは、イランとの経済的、文化的な関係を強めようとしており、この関係を恒久的に続ける強い意志を持っている」と語りました。