ザリーフ外相、核合意外交で3カ国目のベルギーを訪問
(last modified Tue, 15 May 2018 10:02:11 GMT )
May 15, 2018 19:02 Asia/Tokyo
  • イランのザリーフ外務大臣とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表
    イランのザリーフ外務大臣とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

イランのザリーフ外務大臣が、アメリカの核合意離脱後の核合意外交で、3カ国目の目的地であるベルギーの首都ブリュッセルを訪問しています。

イルナ通信によりますと、ザリーフ外相は、15日火曜、ブリュッセルで、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と核合意について話し合いました。

ザリーフ外相はまた、15日火曜、フランス、ドイツ、および、イギリスの外相と会談し、核合意の今後について意見を交わします。

ザリーフ外相は、これに先立ち、中国の北京で王外務大臣と、ロシアのモスクワでラブロフ外務大臣と会談し、核合意の今後について話し合いました。

ザリーフ外相とラブロフ外務大臣

ザリーフ外相は14日月曜、モスクワで記者会見し、「アメリカの核合意離脱により、現在、この合意は以前とは異なり、5カ国との合意になっている」と述べました。

ザリーフ外相は国連事務総長に宛てた書簡の中で、「アメリカは、国連安保理決議2231に違反しており、国連憲章や国際法に違反する危険な行動の結果に対して責任を問われるべきだ」としました。

14日に発表された、この書簡では、アメリカの行動は国際法や国連憲章を完全に無視したもので、対立の平和的な解決という原則を弱めているとされています。

イギリスのジョンソン外相とフランスのルドリアン外相は、ロンドンで、アメリカが核合意を離脱した後の核合意の維持に向けた両国の努力を強調しました。

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