米プリンストン大学教授、「トランプ大統領は世界を核兵器競走へと促す」
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イランの元核協議団のムーサヴィヤーン氏
イランの元核協議団のメンバーで、現在アメリカのプリンストン大学で教鞭をとるムーサヴィヤーン教授が、ニュースサイトの記事の中で、「アメリカのトランプ大統領は、イラン核合意から離脱したことで、世界を新たな核兵器開発競争に向かわせている」としました。
イルナー通信によりますと、ムーサヴィヤーン教授は、アメリカのニュースサイト・ルブラッグに掲載された記事の中で、「アメリカの核合意離脱により、中東の非核化実現の可能性が低下している。トランプ大統領による核合意離脱という行動は、アメリカの核兵器の新型化という同大統領の決定と合わせて、地域や世界での核兵器廃絶に打撃を与えている」と語りました。
また、「核兵器の新型化は、こうした兵器の開発における競争を生み出し、世界の安全と平和を脅かしている。そしてこのプロセスは、世界の各大国の対立を拡大させ、冷戦時代を想起させるものだ」と指摘しました。
ムーサヴィヤーン教授はさらに、「核兵器の脅威によって、世界は、NPT核兵器不拡散条約をもって、法や仲裁という方法でこの脅威を解消しようとしてきた。トランプ大統領の核合意離脱により、世界は新たな核兵器競争の寸前に置かれている。この緊急の脅威を解消できるのは、軍縮について協議、努力することを再び始めることにつきる」と訴えています。
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