ローハーニー大統領「イランに対するアメリカの措置は人道に反する犯罪」
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ローハーニー大統領〔中央)
イランのローハーニー大統領が、アメリカによる反イラン行動を指摘し、「これは人道に反する犯罪、経済テロだ」と強く非難しました。
ローハーニー大統領は19日水曜の閣議で、イランに対するアメリカの行動は単なる制裁ではないと述べ、「アメリカ政府はイランに対する経済テロを引き起こしている。歴史において、国際社会とイラン国民を前にその責任を負わなければならない」と述べました。
そして、「アメリカはイランを孤立させるどころか、逆に自らを孤立に追い込んだ。イランへの恐怖を生み出すことにも失敗した」とし、「今日、全世界が一方的な米国のやり方に反発している」と語りました。
ローハーニー大統領は、「アメリカの一方的なやり方は、国際世論や国際社会に恐怖と不安を抱かせている。なぜなら、トランプ米政権が国際的な協定や多国間の合意を踏みにじることを続けているからだ」と述べました。
また、アメリカ現政権によるパリ協定、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定、NAFTA北米自由貿易協定など、国際間、多国間の協定からの離脱、破棄について言及し、「アメリカは、このような行動では成果を出せないし、成功を手に入れることもできないと知るべきだ」としました。
また、イラン核合意に関して、「我々は法と法規に従い、行動していく。だが、もし我々の目的が達成されない場合、5月18日から設定した60日間という期限終了後、すでに発表している新たな措置を講じることになるだろう」と述べました。
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