イラン大統領、「今年は抵抗経済の実行と行動の年」
4月 04, 2016 21:23 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イラン暦の今年1395年を抵抗経済における実行と行動のための努力と管理の年だとしました。
ローハーニー大統領は4日月曜、イラン通信・情報技術省の大臣、幹部、職員と会談し、開発や発展に向かう賢明な動きがイランが必要としているものだと強調し、「抵抗経済を実行するようすべての人が努力すべきだ」と語りました。
ローハーニー大統領は、通信・情報技術はイランの発展の基盤のひとつだとし、「現在、我々はイランの発展と開発の流れを加速するためにこうした技術を必要としている」と強調しました。
さらに、「この数年、イラン国民の敵はエネルギーの国際市場でのイランの能力や影響力を排除しようとしてきた」とし、「イランは地域の大国、エネルギーの影響力ある国のひとつと見なされる」としました。
また、仮想空間の利用における宗教、倫理観の維持、民族的・イスラム的な文化の保護といった必要性について触れ、「人々が国内のソーシャルネットワークを外国のものより安心できると思えるように計画を立て、措置を講じるべきだ」と述べました。
ローハーニー大統領はさらに、核合意の中で生じた雰囲気を、国内外の投資をひきつけ、世界の重要な技術を使用する方向で利用すべきだとし、「核合意は必要な便宜をはかり、障害を取り除き、イランの発展と人々の利益のためにすべての可能性を用いることができるような空気を生じさせる」としました。