イラン政府報道官、「地域の海路の安全は地域諸国が確保」
イランのラビーイー政府報道官が、イギリスによる西アジア地域への軍艦派遣決定を批判し、「地域の海路の安全は地域諸国が確保するだろう」と語りました。
イルナー通信によりますと、ラビーイー報道官は14日日曜、記者団に対し、「イギリスは、地域に軍艦を派遣するのではなく、西アジア諸国に地域の安全を管理させるべきだ。それは、この場合に地域の海路の安全がよりよい形で確立すると思われるからだ」と述べました。
また、「ジブラルタル海峡でのイギリス海兵隊によるイランのタンカーの拿捕事件は、人質事件に等しい」とし、「イランは、わが国のタンカーに関する必要な法的措置を追求するだろう」としました。
今月4日、ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸を隔てるジブラルタル海峡で、イギリス海兵隊がイランのタンカー・グレース1を違法に拿捕しました。
イギリス側が、このタンカーを拿捕した目的はEUが行使する対シリア制裁違反を阻止するためと主張する一方で、ジブラルタル海峡をめぐってイギリスと対立するスペインは、イギリスがアメリカの要請により今回の行動に出たと強調しています。
アメリカは、問題のタンカーがシリア向けに原油を輸送中だったと主張しています。
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