イラン最高指導者、「ヨーロッパの約束は空虚」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランに対するヨーロッパの敵意に満ちた動機は、アメリカのそれと根本的な違いはない」と強調し、「ヨーロッパは、表向きは仲介者を装って、長々と語るが、これらは全て空虚である」と語りました。
ハーメネイー師は26日木曜、専門家会議のメンバーらと会談し、イランの現状を包括的に分析するとともに、「国家の恒常的な発展に必要なものや原則は、抵抗、国内生産への本格的な支持、外国への望みを完全に断ち切ることだ」と述べています。
また、「アメリカとシオニスト政権イスラエル以外のいずれの国とも、交流・協議の道が開かれている」とし、「もっとも、わが国と敵対する旗を掲げる国、特にアメリカや特定のヨーロッパ数カ国に関しては、信用してはならない。それは、そうした国がイラン国民に公然と敵対しているからだ」としました。
さらに、核合意成立後のヨーロッパの行動及び、アメリカの核合意離脱後のこれらの国の責務不履行やその行動様式、圧政的な追加制裁の行使などに触れ、「ヨーロッパ諸国は自ら約束したにもかかわらず、行動面ではアメリカの制裁遵守にとどまり、核合意のための行動を起こしていない。そして今後も、彼らがイランのために何かをする可能性はない。ゆえに、完全にヨーロッパに対する望みを断ち切るべきである」と語っています。
そして、ヨーロッパが11か条の責務を実施しなかったことに触れ、「過去、協議に臨んだ人々は現在、ヨーロッパ側が責務をまったく実行していないと述べている。このことこそ、いかなるの問題においてもヨーロッパを信用してはならない理由だ」と述べました。
ハーメネイー師はまた、「イランは今日、40年前より強くなったのみならず、10年前よりも有力となっており、地域における政治的かつ革命的な力を拡大させ、革命の根はさらに深く伸びている」としています。
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