1月 08, 2020 21:52 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、アメリカ軍によるイランのソレイマーニー司令官の暗殺に対する厳しい報復に触れ、「アメリカの犯罪に対するイランの最終的な報復は、アメリカを地域から駆逐し、今後その存在、駐留を断ち切ることだ」と語りました。

ローハーニー大統領は8日水曜、閣僚会議において、「最近発生したイラクでのソレイマーニー司令官らのテロ暗殺は、国際法や国際的な法規全てに反すると同時に、戦争犯罪かつ国際テロに当たる」と強調し、「米国は、この犯罪行為により自らの目的を達成し損ねた」と述べました。

また、「米国は自ら犯罪を引き起こし、歴史に残る大きな過ちを犯した」とし、「イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官は単なる軍司令官ではなかった。政治家、戦略家でもあり、また各政党や団体、地域や地域外の幹部関係者とも交渉可能な優れた人物であった」としました。

さらに、「ソレイマーニー司令官は事前の正確な計算に基づき行動し、過激な方向に走ることはなかった」とし、「ソレイマーニー司令官の目的は、イランの安全や地域の安定、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの解放、地域諸国による地域の治安確立であった。彼の理念は地域の諸国民の解放だった」と述べました。

そして、「米国は、地域の諸国民からの決定的な回答を受け取るべきだ」とし、「米国が今後新たな戦争犯罪を引き起こせば、さらに厳しい報復を受ける事になるだろう」と強調しました。

イランイスラム革命防衛隊は8日水曜未明、イラク西部アンバール州内にある米軍のアサド空軍基地にむけて数十発のミサイルを発射し、ソレイマーニー司令官の暗殺に断固たる報復を加えました。

 

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