世界におけるイランの位置づけ(33)
世界におけるターコイズ生産量の順位
6月 16, 2020 19:19 Asia/Tokyo
皆さまは、イランがターコイズ(トルコ石)の生産量で世界第1位であることをご存知でしょうか?
イランは世界の鉱物資源の3%を有しており、国内で採掘される鉱物種類の多様さでも世界第10位となっています。70種類の鉱物が採れるイランは、世界における「鉱物の見本帳」としても知られています。また、装飾や建材として使用される鉱物の埋蔵量は世界で第10位となっています。その中でも、ターコイズの生産量においては世界第1位となっており、ギネスブックにも掲載されました。
ターコイズは、化学的にはリン酸アルミニウムに分類されるモース硬度6の希少鉱物で、緑がかった青色をしています。買い手の多いこの鉱物は、研摩職人の手で形を整えられた後、指輪、首飾り、耳飾りなどの装飾品に取り付ける宝石として利用されます。
イラン北東部のネイシャーブールにあるターコイズ鉱山は、7000年の歴史を持っています。この鉱山のターコイズで作られた最も古い加工品は、イラン考古学博物館に収蔵されているおよそ7000年前の子牛の彫刻です。イラン産のターコイズはまた世界でも非常に有名で、他の産地のターコイズの質を測る基準としても使用されています。ネイシャーブールのターコイズ鉱山は、市中心部から北西に45km離れたサブゼヴァール旧街道沿いのマアダン(=鉱山)という名前の村の中にあります。
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