イメージが語るイラン
西部ハメダーン州の石造りの村・ヴァルカーネ
11月 08, 2021 15:26 Asia/Tokyo
ヴァルカーネ村はイラン西部ハメダーン州にある、同国でも最も美しく独特な村のひとつです。
ヴァルカーネ村はハメダーン市から南東へ20キロの地点にあります。ザグロス山脈に属するアルヴァンド山岳地帯の麓に位置する、数百年の歴史を持つ村です。
この村の最初期の中心部は、地下水路・カナートの周りにできました。路地から路地へ分け入っていくと、まるで石の世界にやって来たようです。家という家、路地という路地が石で飾られた世界です。
ヴァルカーネ村の歴史はおよそ400年で、サファヴィー朝(1501~1736年)初期にさかのぼると推定されます。村で最も古い「ダルベ・マスジェド」地区は、この村の長い歴史を物語っています。
この石造りの村は、太陽の光が当たると、焦げ茶色に染まります。ヴァルカーネ村の建物には、至る所で見られる石の他に、日干しレンガやレンガ、自然石なども使われます。
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