英独立系メディア、「ソレイマーニー司令官のテロ暗殺は逆効果」
1月 04, 2022 18:12 Asia/Tokyo
英ロンドンに拠点を置くオンライン・ニュースメディアで、西アジアのニュースを報じるサイト「ミドルイーストアイ」が、「イランイスラム革命防衛隊ゴッズ部隊司令官だった故ソレイマーニー氏のテロ暗殺は、逆効果となった」と報じました。
ミドルイースト・アイは、ソレイマーニー司令官の殉教2周年にちなんで、「ソレイマーニー司令官のテロ暗殺は、アメリカとシオニスト政権イスラエルにとって逆効果となった」と報じています。
また、「ソレイマーニー司令官は地域で米国の覇権に対抗する英雄であり、イラク、シリア、レバノン、アフガニスタン、イエメン、パレスチナ・ガザ地区での抵抗の潮流を強化する上で最も中心的な役割を果たした人物であり、彼の殉教後、数百万人もの人々がテヘランの街頭に繰り出した」としました。
さらに、「トランプ前米大統領は、ソレイマーニー司令官暗殺後、同司令官が地域の駐留米軍への攻撃を画策していたと主張したが、トランプ氏の主張は疑問視され、彼は事実上、攻撃の理由を正当化できなかった」としています。
そして、「当時のイスラエルのネタニヤフ首相は、トランプ氏に核合意離脱とソレイマーニー司令官の暗殺・抹殺を勧めることで、巧妙に行動したと思い込んでいたが、現在明らかなことは、これら2つの行動はいずれも、イスラエルと米国の内部利益にはならなかったということである」としました。
ソレイマーニー司令官および、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官は2020年1月3日朝、イラク首都バグダッド空港付近で米テロリスト軍の空爆により、ほか数名の同行者らとともにテロ暗殺され、殉教しました。
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