イラン国会議員「米の人権により、これまでに数千万人が犠牲」
6月 13, 2022 18:26 Asia/Tokyo
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のジャラールザーデ委員長は、「アメリカは自国の提唱する人権によって、全世界で数百万人の人々に損害を与えている」としました。
国際通信イランプレスによりますと、ジャラールザーデ委員長は13日月曜、米による人権擁護の真実暴露週間に関する会合において、米国内の対テロ戦争法に触れ、「アフガニスタンを初めとする全世界で、これまでに約8500万人の人々がこの法により損害を受けている」と語りました。
また、米国内での人権侵害の事例に触れ、「アメリカの人口は、世界総人口の5%に過ぎないものの、世界の総収監者の25%が同国の刑務所に収監されている。アメリカでは連日、黒人、有色人種、女性に対する暴力や圧制が発生しているが、同国は人権擁護者を偽装している」と述べています。
さらに、「アリーナ・ドゥハン国連特別報告者の報告は、医薬品の不足によるイラン人患者の死亡が、アメリカによるイランでの人権侵害の事例であることを認めるものだ」としました。
さらに、アメリカの支援を受けている反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)がイラン国民に対して行った数多くの犯罪に触れ、「この組織は、1万7000人ものイラン国民の流血に手を染めながら、今やヨーロッパの最良の場所で事務所を設置し、活動している」と強調しました。
イランでは6月27日から7月3日までの期間を、アメリカが主張する人権擁護の真実を暴露する週間に制定しており、この週間は、アメリカが直接又は間接的にイラン国民に対して行った数々の犯罪を想起させるものです。