1月 16, 2023 15:50 Asia/Tokyo

山口県周防大島沖で航行不能になった海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が広島県に向けてえい航され、造船所の沖に到着しました。

山口県沖で自力航行ができなくなっていた海上自衛隊の護衛艦「いなづま」の曳航(えいこう)作業が、日本時間の15日日曜朝8時前から始まり、サルベージ会社のタグボートに引かれて瀬戸内海を東に進み、およそ9時間後の同日午後5時すぎ、造船所の沖に到着しました。

この事故は今月10日、護衛艦いなづまが広島県の因島ドックで修理後の試験運転中、山口県周防大島町の家室島沖で座礁、航行不能に陥り、自力航行ができなくなっていたものです。

「いなづま」はスクリューや船体前方のソナーを損傷していたほか、スクリューの損傷部分からは油も流出していました。

日本の防衛省などによりますと、浅瀬の岩などに衝突したとみられ、スクリューが正常に動かなくなり、船体にも亀裂やへこみが確認されています。

今回の事故について、海上自衛隊事故調査委員会が船体の損傷や原因を調べるほか、海上保安庁が業務上過失往来危険の疑いもあるとみて乗組員から事情を聞いています。

 


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