「北方領土の日」にちなんで、菅氏がロシアとの平和条約交渉の継続を強調
2月 07, 2021 20:43 Asia/Tokyo
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菅義偉首相
日本は、2018年のシンガポールでの日露首脳会談に基づいて、ロシアとの平和条約締結に向けて交渉を継続する見通しです。
2月7日は日本では「北方領土の日」に制定されており、その目的は、日本の国後島、絵択捉島、色丹島、歯舞諸島に対する国の姿勢の堅持を内外に示すこととされています。
菅義偉首相は「北方領土の日」に当たる7日日曜、「北方領土返還要求全国大会」にビデオメッセージを寄せ、ロシアとの交渉について「私の内閣でも2018年のシンガポールでの首脳会談のやりとりはしっかりと引き継いでおり、これまでの両国間の諸合意を踏まえて、今後も着実に交渉を進めていく」と語りました。
菅氏は去年12月、北隣協(北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会)による表敬訪問を受け、北方領土問題の解決と平和条約の締結に向けて着実に進んでいく考えを伝えています。
また1月には、日本政府は北方領土の植物分布を示す「植生図」を2021年度中に作成する方針を固めたことが報じられています。
日本では、1855年にロシアと間に二国関係を築く基礎となる条約が結ばれたこと記念して、毎年2月7日に政府関係者や北方領土の元島民らが参加しての「北方領土返還要求全国大会」が開催されています。
なお、今年は新型コロナウイルスの影響により規模を縮小し、オンラインで開催されています。
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