スパコン『富岳』で、二重マスク効果検証や歩き会話の飛散予測
3月 07, 2021 18:23 Asia/Tokyo
日本の理化学研究所などの研究チームが、新型コロナウイルス感染予防としての二重マスクの効果などについて、スーパーコンピューター『富岳』を使ってシミュレーションし公開しました。
研究チームは、不織布のマスク1枚を顔に隙間なくフィットさせて着用した場合と、不織布のマスクの上にウレタン製マスクを着用した場合との比較シミュレーションを行い、「効果はあまり変わらない」という研究結果を報告しました。
マスクを透過した飛沫が青色、隙間から漏れた飛沫が黄色で表せれたシミュレーション画像を比べてみると、マスクの効果はさほど変わらないことがわかります。
一方、止まって話す場合と、歩きながら話す場合の飛散シミュレーションも公開されました。話しながら歩く場合は、後方に長く飛沫が浮遊する範囲ができ、研究チームは「歩きながら話すことは感染に影響する範囲が大きくなる」と注意を呼びかけています。
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