丸川五輪相、中国からのワクチン提供オファーに関して「承認国が判断」
3月 13, 2021 18:17 Asia/Tokyo
丸川珠代五輪相が、中国からのコロナワクチン提供オファーに関するIOC国際オリンピック委員会会長の表明について、「承認された国においてご判断されることだろう」と語りました。
丸川五輪相は12日金曜の閣議後の記者会見で、東京、北京両五輪参加者向けに中国から新型コロナウイルスのワクチン提供の申し出があったとする、今月11日のIOC総会でのバッハ同会長の表明について、「中国のワクチンが承認された国でのワクチン供給についてふれておられるという認識。承認された国においてご判断されることだろう。近く開催予定の5者協議で趣旨を聞いて調整すると思う」とコメントしたのみにとどまっています。
またIOCから事前に日本政府や東京大会組織委員会などへの打診はなかったとし、事実関係を確認したいとして、「日本で中国企業が同国製ワクチンを承認申請しているかは把握していない」とし、現時点で日本は対象にならないとの認識を示した上で、「いずれにしても、大会のコロナ対策はワクチン接種を前提としないという原則は変わらない」としました。
日本政府が東京都、組織委と昨年12月にまとめた感染症対策の中間整理では、ワクチン接種は開催の前提条件とされておらず、JOC日本オリンピック委員会も選手の優先接種に否定的な見解を示しています。
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