地球温暖化によるサンマの不漁と価格高騰
(last modified Mon, 20 Sep 2021 06:17:52 GMT )
9月 20, 2021 15:17 Asia/Tokyo

秋の味覚の代表格といえるサンマの季節になりましたが、近年は不漁による価格高騰が続いています。

このサンマの不漁の原因については、地球温暖化による気候変動が指摘されています。

東京新聞によりますと、サンマは高温が苦手な魚であり、従来、北太平洋で成長したサンマの群れは、寒流の親潮に乗って南下し、秋になると、北海道から三陸沖へとやって来ましたが、近年、日本近海の年平均海面水温は地球温暖化の影響により上昇したため、高温を嫌うサンマの群れが日本近海に近づけず、排他的経済水域(EEZ)外の公海に滞留して、他国に捕獲されているということです。

去年のサンマの漁獲量は、近年でピークだった2008年と比べて10分の1以上減少し、そのために価格もこの3年高騰が続いて、2008年の約7倍にまで上りました。水産研究・教育機構は、今年の北海道から千葉県沖に来遊するサンマの量は、過去最低だった昨年を上回りはするものの、二番目に少なかった一昨年を下回る見込みと予測しています。

サンマを提供する店舗などの人々はインタビューに対し、値段の高騰や、質の点でも劣ることを嘆いていました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ