東大研究者らが、ポーズをとるだけでカスタマイズの容易な風船構造モビリティを開発
12月 18, 2021 17:46 Asia/Tokyo
東京大学大学院情報理工学系研究科の研究者らが、ポーズをとるだけで簡単にカスタムメイドできる風船構造モビリティを開発しました。
東京大学大学院情報理工学系研究科の佐藤 宏樹 氏をはじめとする研究者らは、JST科学技術振興機構ERATO川原万有情報網プロジェクトおよび株式会社メルカリの研究開発組織「mercari R4D」との共同研究プロジェクトの中で、ポーズをとるだけでカスタムメイドできる風船構造を使った、すなわちパターンを変更するだけで用途・体形に合わせて簡単にパーソナルモビリティpoimo(ポイモ)を開発しました。
本研究で開発したpoimoは、膨らませれば普通のバイクや車いすのサイズになり、空気を抜いて折りたためばコンパクトに収納でき、手軽に持ち運びが可能です。本研究を通じて、新しい形のモビリティの提案と、誰もが自分に合った移動手段を獲得できるインクルーシブな社会の実現に貢献すると見られます。
UIST(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション分野の国際会議)2020でこの研究により「BEST DEMO AWARD」を受賞した1人、佐藤 宏樹 氏(大学院情報理工学系研究科 学術支援専門職員。poimoプロジェクトリーダー)は、「私は最初に、最後の1マイル(1.6 km)、つまり駅と職場の間で公共交通機関の無い距離を行き来できるモビリティ装置の開発を考えました」と述べています。
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