12月 23, 2021 15:00 Asia/Tokyo
  • 三菱電機株式会社
    三菱電機株式会社

三菱電機が、新たに神奈川県鎌倉市の鎌倉製作所が手がけるETCの設備をめぐり、取引先に事前に説明していたのとは異なる方法で品質試験を行う不正があったことを明らかにしました。

NHKをはじめとした日本の報道各社が23日木曜、調査にあたった外部の弁護士でつくる委員会の報告書を元に報じたところによりますと、品質管理の担当者は虚偽の書類を作成して取引先に提出していたということです。

またこうした不正は2011年から今年にかけて行われ、防水の試験など合わせて30件に上るとされています。

三菱電機は23日、全国の工場で相次いだ品質不正を受け、2016~18年度に3回にわたって実施した品質点検でも不正を見逃したことについて、経営責任を明確にする必要があると判断し、社長など新旧役員12人に対する処分を発表しました。

それによりますと、現役の取締役・執行役5人は職務や在任期間などによって10~30%を2~3カ月間減給し、退任役員4人についても自主返納を求めることになります。

また同日、22年1月1日付でグループのリスク管理を統括する社長直轄の組織「リスクマネジメント統括室」を新設し、リスク管理担当の執行役を新たに置くことも決定しており、事業部門を横断する形でリスク対応できるようにする見込みです。

 

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