11月 19, 2023 18:54 Asia/Tokyo

シオニスト政権イスラエルは、先月7日にガザ地区近くの音楽祭で起きた出来事から1カ月以上経過した今になって、自軍のヘリコプターがその参加者を誤って銃撃の標的としたことを認めました。

パレスチナ抵抗勢力は先月7日、シオニスト政権イスラエルが行う数十年にわたるパレスチナ人への犯罪に対峙すべく、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを占領下に置く同政権の拠点への作戦「アクサーの嵐」を実施しました。この作戦に敗北を喫した同政権は、その挽回と報復、そしてパレスチナ抵抗勢力の動きを阻止しようと現在、ガザを封鎖し、同地区内で住宅地、病院、学校への攻撃を繰り広げています。

シオニスト系新聞ハアレツは、シオニスト政権の警察が行った捜査内容を引用しながら、先月7日にシオニスト入植地レイム付近で行われていた音楽祭において、イスラエル軍のヘリコプターが誤って多数の参加者に向け銃撃していたことを報じました。

この報道によりますと、音楽祭に参加していた人々は、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスが現れるまでにほとんどが逃げ出していたということです。

警察の捜査ではまた、ハマスは当時この場所で音楽祭が行われていることを認識していなかったともされています。

シオニスト政権当局者やシオニスト系メディアは、アクサーの嵐作戦が始まった先月7日の時点で、出来事を誇張して自分たちが被害者に見えるようまやかしの気運を演出すべく、音楽祭の死者は全員ハマスの攻撃にによるものだと主張していたことは、注目に値します。

シオニスト政権は実際、音楽祭への攻撃をガザ民間人への総攻撃の口実として、アメリカを中心とした西側諸国の支持を取り付け、彼らからパレスチナ人大量虐殺へのゴーサインを引き出しました。

一方、米CNNは、イスラエ政権軍が武器が隠されていると主張し攻撃・突入したガザのシャファー病院において、報道陣の到着前に同政権により武器が運び込まれた可能性があると分析しました。

CNNは、イスラエル軍が今月15日、シャファー病院で発見されたハマス側の武器とする映像を公開したものの、その後に国際報道機関の関係者が撮影した映像と比べると現場の武器の数が少なく、報道陣が到着する前に武器を運び込んで事実を捏造した可能性があるとしました。

ハマスはこれ以前、シオニスト政権が自分たちの犯罪を正当化しパレスチナ抵抗勢力を非難するため、シャファー病院に武器をわざと運び込む可能性があると警告していました。

 


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