英系パレスチナ人医師、「ガザで700~900人の子どもが四肢を切断」
11月 28, 2023 20:35 Asia/Tokyo
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ガザの子ども
英国系パレスチナ人の外科医で、パレスチナ・ガザ地区で患者の治療に携わったガッサン・アブシッタ氏が、先月7日にパレスチナ・イスラム組織ハマスが70年余りのシオニスト政権イスラエルの犯罪に対抗する作戦を始めて以降、同政権の攻撃により四肢を切断された子どもの数が推計で700人から900人にのぼっており、また、同政権の主張に反しシャファー病院の地下には何も発見なかったと述べました。
CNNによりますと、アブシッタ氏は、数週間をガザの病院で過ごした後、最近になって英ロンドンに戻り、記者会見を開いて、麻酔薬や基本的な医薬品もない状態で、子どもたちの手術を行ったと語りました。
アブシッタ氏は「私の推計では、四肢を切断された子どもは現在、700人から900人いる。中には、複数の手足を切断された子どももいる」と述べ、他の人たちを残して来たことについて罪悪感を抱いているとしました。
ガザでは、アブシッタ氏が離れた後にも複数の医療関係者が死亡したというです。
アブシッタ氏はさらに、ガザで最大規模のシャファー病院の地下にハマスの司令部があるというイスラエル政権軍の主張を否定し、同病院について、典型的な、かろうじて機能している第三世界の政府系の病院以外の何かがあるといった兆候を目撃したことは一度もなかったと述べました。
アブシッタ氏はまた、自身が2009年以来、戦争のたびにシャファー病院で断続的に働いてきたとしながら、2014年には赤十字国際委員会から、イスラエル軍がシャファー病院を爆撃すると脅迫しているとの情報が寄せられていたとしました。
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