シリア北部でISISの化学兵器の攻撃により、数十名が死傷
8月 17, 2016 18:08 Asia/Tokyo
シリア北部で、テロ組織ISISが化学兵器による攻撃を行い、これにより数十名が死傷しました。
ロシア国営第2チャンネルによりますと、ISISは16日火曜、シリア北部のアレッポの一部の地域から撤退したあと、シリア軍の進攻を阻止するために、複数の地区でマスタードガスを使用し、この攻撃により、20名以上が死傷しました。
アメリカ・シリアの医療協会の報告によりますと、ISISは、シリアの衝突の中で、160回に渡り、サリン、塩素ガス、マスタードガスなどの化学兵器による攻撃を行っており、この攻撃でおよそ1500人が死亡したということです。
シリア軍は、2週間前からロシア空軍の支援を受け、テロリストに占領されているアレッポを解放するための大規模な作戦を開始しており、これにより、現在までISISやヌスラ戦線といったテログループのメンバー1000人以上が死亡、およそ2500人が負傷しています。