サウジアラビア保健省、メナーの惨事の犠牲者に関する情報をサイトから削除
9月 26, 2016 18:08 Asia/Tokyo
サウジアラビアのメッカ巡礼儀式でメナーの惨事が発生してから1年が経過した現在、サウジアラビア政府はこの事件の犠牲者に関する全ての情報を削除しました。
2015年9月、サウジアラビアのメッカ巡礼儀式の中で、サウジアラビアの関係者の管理の不行き届きにより、イラン人465人を含む各国の巡礼者7000人以上がメナーで将棋倒しになり、死亡しました。
イスナー通信によりますと、メナーの事件の発生から1年後、サウジアラビア政府は同国の保健省のウェブサイトからこの事件の犠牲者に関する情報を完全に削除しました。
サウジアラビアの保健省は、同国のメディアによるメナーの事件の報道が禁止されていた時期に、この事件の犠牲者の数を4173人と発表しました。こうした中、サウジアラビア政府はこの死者数を769人としていました。
当時、イランの政府関係者は、サウジアラビアの遺体安置所を視察した結果、この事件の犠牲者の数は7000人以上だとしました。
現在、サウジアラビア保健省のウェブサイトで、メナーの惨事の語句を検索すると、検査の結果はなしという空白のページが出るようになっています。
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