サウジアラビアが、依然としてイエメン攻撃を継続

イエメン各地に対する、サウジアラビアの攻撃が続いています。

イエメンのテレビ局アルマスィーラによりますと、２１日月曜未明、複数のサウジアラビアの戦闘機が、イエメンの首都サヌアを初め、南西部タイズ州、中部ズマル州の各地を攻撃し、数十軒の家屋を破壊しました。

この攻撃による犠牲者数はまだ発表されていませんが、複数の報道からはタイズ州で女性と子供を合わせて、４名が死亡したことが明らかになっています。

この攻撃への報復として、イエメンの政府軍と人民委員会は、イエメン南部イッブ州にあるサウジアラビアの傭兵の拠点を攻撃し、彼らの一部を殺害するとともに、その軍需物資を破壊しました。

これまでのおよそ１年間にわたるサウジアラビアのイエメン攻撃で、２万５０００人以上の死傷者が出ています。

アルアーラム・チャンネルが２０日日曜、報じたところによりますと、イエメンのある軍事筋は、「イエメンの政府軍と人民委員会は、南西部タイズ州での前例のない作戦により、サウジアラビア軍の司令官やテロ組織アルカイダの指導者数名を含む侵略軍の傭兵８０名を殺害し、さらに数十名を負傷させるとともに、彼らの軍需物資や車両を破壊した」と表明しました。

サウジアラビアのサウード政権は、イエメンのハーディ元大統領を復職させて、イエメンの革命派勢力の政権掌握を阻止しようとしています。