アメリカ大統領のシリアのテロリスト敗北への懸念
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シリア国旗とシリア軍の兵士たち
シリア政府軍がこの2年、同盟国の支援により、シリア各地でのテロ組織との戦いに勝利し、多くの地域をテロリストの手から解放しています。
テロリストは、敗北を余儀なくされ、シリア北西部のイドリブ州に移動しています。現在、シリア政府軍とその同盟国は、テロリストの最後の拠点であるイドリブの奪還を目指し、大きな作戦を準備しています。そのことが、西側、特にシリアのテロ組織の最大の支援国であるアメリカに懸念を抱かせています。
この中で、アメリカのトランプ大統領は3日月曜、シリアのテロリストの完全な敗北への懸念を示すメッセージの中で、「シリア政府軍はイドリブを攻撃すべきではない」と強調しました。トランプ大統領はツイッターで、「シリアのアサド大統領は闇雲にイドリブを攻撃すべきではない」とし、「イドリブへの攻撃は悲劇を招くことになる」と主張しました。さらに、イランとロシアに対し、「この“大きな過ち”に加担しないよう求める」としています。
アメリカとその同盟国は、シリアとその同盟国のイドリブ攻撃の可能性により、この問題を巡る世論操作を開始しています。彼らは、シリア政府軍がイドリブへの攻撃で化学兵器を使用した場合、シリアを攻撃すると警告しました。この中で、テロ組織は、イドリブでの作戦が開始されたら、シリア政府軍が化学兵器による攻撃を行ったよう装い、西側の攻撃の口実を整えようとしています。
ロシア国防省は、先月25日、「アメリカ、フランス、イギリスは、化学兵器の攻撃を装うことで、シリアを再び攻撃するための口実を整えようとしている」としました。この3カ国は4月にも、シリア政府軍が化学兵器を使用したという口実で、この国の複数の地域を攻撃しました。
シリア政府軍に対する化学兵器使用の非難は、世論の目をそらせ、西側のシリアに対する侵略的な措置の事実を逆に見せるためのものです。アメリカとその同盟国は、シリアのテロリストの敗北を強く懸念しています。
シリアの内戦と危機は、アメリカとそのヨーロッパやアラブの同盟国がテロ組織を全面的に支援することによって引き起こされました。彼らはシリアの合法政権を退陣させるために、テロ組織を全面的に支援し、テロ組織を通して、アサド政権の転覆という自分たちの望みをかなえようとしました。
この措置による彼らの目的は、実際、地域の抵抗勢力の中心であるシリアにダメージを与え、シリアの体制を転覆させることで、地域の抵抗の輪を崩すことにあります。こうした中、シリアにこのような激しい内戦を引き起こしたものの、彼らがそれによって利益を得ることはありませんでした。現在の状況は、完全にシリアの政府とその同盟国の優勢となっています。スウェーデンの政治専門家のルンド氏は、アサド大統領は戦略的な点から、彼の退陣を求める敵に勝利することができたと語っています。
現在、テロ組織は完全に弱まっており、シリア政府は、同盟国であるロシアやイラン、そしてレバノンのシーア派組織ヒズボッラーと共に、イドリブでの勝利を完全なものにしようとしています。明らかに、西側がシリアに対する脅迫を続けても、シリア政府の強い決意が揺らぐことはないのです。
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