サウジアラビア検事総長がトルコ・イスタンブールの総領事館を視察
10月 31, 2018 18:56 Asia/Tokyo
サウジアラビアの検事総長が、国際的・地域的な圧力を受けて、サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏殺害事件を多方面から究明するため、ついにトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館の視察を迫られました。
トルコのアナトリア通信によりますと、サウジアラビアの検事総長一行は、30日火曜、1時間半にわたりイスタンブールの総領事館を視察しましたが、その結果についての報告は出されていません。
これに関して、情報筋は同日、トルコの検事総長の事務所で行われた、この事件に関するトルコとサウジアラビアの検事総長の会合は十分ではなかったとして、「サウジアラビアは、これまでこの件に関して容疑者18人をトルコに引き渡していない」としました。
カショギ氏は今月2日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、行方がわからなくなりました。サウジアラビア当局は、国が非難を浴びることのないよう躍起になっていましたが、国際世論の圧力を受けて、事件から18日後、カショギ氏が死亡したことを認めました。サウジアラビアの検事総長は、カショギ氏の死亡は数人との殴り合いによる偶発的なものだったと主張しました。
しかし、この主張は、ほとんど信用されていません。
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