アムネスティが、サウジ政府の犯罪の新たな側面について報告
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、サウジアラビアの専制政権による国民の権利侵害の様々な事例に関して、詳細に報告しました。
イルナー通信によりますと、アムネスティ・インターナショナルは「サウジアラビアの反体制派記者、カーショギー氏が、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で殺害されたことは、残忍な犯罪であった。だが、この殺害事件は、長年にわたる謎めいた事件の1つに過ぎず、それが人権分野でのサウジアラビアの恐ろしい前歴に加えられた形となっている」と表明しています。
この報告ではまた、サウジアラビア主導のアラブ連合軍が、イエメンを破壊する戦争において大きな役割を果たしており、この戦争により子供を含む多数の民間人が、病院や学校、民家の爆撃により死亡している、とされています。
この国際人権団体はさらに、イエメン戦争における戦争犯罪など、国際法への違反行為が繰り返されていることを明らかにしました。
また、「政治活動家やジャーナリスト、大学関係者の弾圧や、人道に反する残忍な処罰を伴う女性の権利擁護活動家の拘束、サウジアラビアのシーア派教徒や婦女に対する計画的な差別は、サウジの犯罪の一部に過ぎない」としています。
この報告によれば、サウジアラビアではムハンマド皇太子が政権を掌握したことにより、同国における人権侵害の流れが日々加速しているということです。
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