パレスチナ「祖国帰還の権利」デモ 民間人数十人が負傷
12月 21, 2019 04:23 Asia/Tokyo
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パレスチナ人の「祖国帰還の権利」デモ 民間人数十人が負傷
パレスチナ保健省が、「ガザ地区で20日金曜に実施された『祖国帰還の権利』デモにおいて、シオニスト政権イスラエル軍の銃撃により、少なくとも30人のパレスチナ人が負傷した」と発表しました。
イスラエル軍は、デモに参加していたパレスチナ人を弾圧する中、実弾の発砲に加え、毒ガスや催涙ガスを発射しました。
パレスチナ保健省の発表によれば、数十人のパレスチナ人が毒ガスの影響で呼吸困難になったということです。
「祖国への帰還の権利」を訴える平和的なデモ行進は、昨年3月30日の「土地の日」をきっかけにガザで始まり、現在も金曜毎に行われています。
現在まで、この抗議行進でイスラエル軍の銃撃を受けて殉教したパレスチナ人は330人を超え、少なくとも3万1000人が負傷しています。
1976年3月30日、イスラエルがパレスチナ領の占領を決定し、これに因んで毎年パレスチナではこの日にデモ行進が開催されてきました。
イスラエルは、パレスチナ人の土地の没収やこれらの地での入植地建設により、パレスチナにおける人口構造の変更やこの地のユダヤ化を狙い、この地に覇権を確定させようとしています。
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