イラン革命防衛隊司令官の暗殺
イラク首相が強調、米テロリスト部隊のイラク撤退
イラクのアブドルマハディ暫定首相が、「イラクが現在の状況から抜け出す唯一の方策は、イラクから米国および外国軍が撤退することだ」と述べました。
イルナー通信によりますと、アブドルマハディ首相は7日火曜、政府の閣僚会議で、「イラクに駐留する外国軍はテロリスト集団ISISの掃討以外の目的を持ちはじめた」と指摘し、「これら部隊の撤退を実現する最善策について、協議、決定しなくてはならない」としました。
また、イラク軍は今まで以上に強大になり、必要な経験を十分に積んだとした上で、メディアが報道した米軍のイラク撤退に関して、最近の米軍による文書にも言及し、「ソレイマーニー司令官の暗殺を受け、米軍からイラクから撤退するとの書簡を受け取った」と述べました。
一方でイラク政府は国連安全保障理事会に対して、米軍によるソレイマーニー司令官らの暗殺について指摘した書簡の中で、「米国は国際法と国際条約に違反した」と非難しました。
5日日曜、イラク議会は同国からのすべての外国軍の撤退に関する法案を可決しました
イラク議会はまた、理由の如何を問わず、外国軍のイラク領空の使用を禁止するよう求めています。
3日金曜未明、イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官はイラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官及びほかの8名とともに、イラク・バグダッド空港付近で米軍の空爆を受け殉教しました。
ソレイマーニー司令官は、イラク当局から公式に招待されイラクを訪問中でした。
米国防総省によりますと、同国トランプ大統領がソレイマーニー司令官の暗殺を指示したということです。
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