サウジアラビアが生活手当の支給停止を発表　7月1日から

May 11, 2020 20:08 Asia/Tokyo

サウジアラビアは、経済問題の深刻化を受けて、VAT（付加価値税）の引き上げと生活手当の停止を発表しました。

サウジアラビアのムハンマド・アル・ジャドアーン財務相は11日月曜、財政および経済の影響による損失を最小限に抑えるため、7月1日からVATを現行の5％から15％に引き上げ、生活手当も支給を停止すると発表しました。

サウジ政府は先週も、国内で蔓延する新型コロナウイルスの厳しい影響と経済危機の激化に対処するため、同国民間部門の従業員給与を40％削減することを承認したと発表したばかりでした。

世界最大の石油輸出国に数えられるサウジは、イエメン戦争に加えロシアとの石油価格競争を開始するというムハンマド皇太子の野望のため、財政、経済危機に直面しています。

こうした中、サウジ保健省のムハンマド・アル＝アブド・アル＝アリー報道官は10日、同国での新型コロナウイルス感染者数が3万9048人、死者が246人になったと発表しました。

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