サウジ人権活動家に5年8ヶ月の実刑判決
サウジアラビアの裁判所が、同国の人権活動家であるルジャイン・ハズルールに氏に対し、捏造された被疑により5年8か月の禁固刑を宣告しました。
サウジの首都リヤドの刑事裁判所は、ハズルール被告が支配体制を変えるための挑発的な行動を実行し、インターネットを使用して公的システムを攻撃し、多くの犯罪者との協力によってサウジアラビア内の外国の当事者を支持しようとした」としています。
同被告の姉妹はこれに先立ち、バズルール氏は、自白を引き出すために精神的に厳しい状況に置かれ、体調は良くない、としていました。
米国上院議員のクリス・マーフィー氏は29日火曜日、サウジアラビアでの人権侵害に関する共和党議員の沈黙を批判するツイートを投稿し「サウジアラビアは、将来のバイデン政権に善意を示すために、ハズルール氏への拷問や政治的嫌がらせに終止符を打つことができた。しかし、そうする代わりに、女性にも車を運転する権利をあたえることを求めたという理由で、同氏に6年の禁固刑を宣告した」としました。
OCHA国連人道調整事務所もハズルール氏のへの禁固刑を非難し、サウジの活動家の釈放を求めました。
2018年5月から拘留されているハズルール氏(31)は、家族との接見禁止に抗議するために今年10月26日からハンストを行っています。
このサウジ人女性は、同国女性の車の運転の自由を要求しただけでしたが、サウジの検事総長は彼女が国の利益を害したとして起訴しました。
女性の権利といくつかの社会改革についてのムハンマド皇太子の主張にもかかわらず、サウジ政権のアプローチは、国内の女性の権利活動家を制限し、拘束し、拷問し、さらには処刑することにおかれています。
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