トルコで市民が抗議デモ開催、米軍基地の撤収を要求
4月 28, 2021 18:35 Asia/Tokyo
トルコに駐留する米空軍基地前に市民らが集結し、トルコからの米軍の可及的速やかな撤収を要求しました。
タスニーム通信によりますと、バイデン米大統領がアルメニア人虐殺をジェノサイドとして正式に認めたことを受け、トルコ・アダナ県にあるインジルリク空軍基地前に27日火曜、市民らが集結し、今後15日間を米軍の撤退までの猶予期間として定めました。
トルコ・祖国党の副党首は抗議者らを前に、「インジルリク基地は、半世紀にわたりスパイの巣窟、テロや煽動の拠点と化している」と述べています。
また、「この基地は、西アジア諸国への攻撃のための拠点となっている」としました。
抗議者らは26日月曜にも、バイデン大統領への抗議の意を示すべく、トルコ首都アンカラにある米大使館および、在イスタンブール米領事館前にデモ集会を行いました。
アメリカとトルコの関係は、トルコによるロシア製対空防衛システムS400購入を理由に暗雲が立ち込めていましたが、最近バイデン大統領が1915年のオスマントルコ時代のアルメニア人虐殺をジェノサイドとして正式に認めたことから、さらに悪化しています。
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